「神の武具を身にまとう」エペソ人への手紙6:10~20

「聖書の学びの会」2023年10月11日

★ 法亢聖親牧師からのメッセージ

 「神の武具を身にまとう(身に着ける)」   エペソ人への手紙6章:10節~20節
                       
 「それだから、悪しき日にあたって、よく抵抗し、完全に勝ち抜いて、堅く立ちうるために、神の武具を身に着けなさい。即ち、立って真理の帯を腰にしめ、正義の胸当てを胸につけ、平和の福音の備えを足にはき、その上に、信仰の盾を手に取りなさい。それをもって、悪しき者の放つ火の矢を消すことができるであろう。また、救いの兜をかぶり、御霊の剣、すなわち、神の言を取りなさい。」(エペソ6:13~17)

1 主にあって、その大能の力によって強められなさい 
 パウロは、この世には、私たちに与えられた信仰から引き離そうとする力や策略があり、信仰はそれらとの戦いであると告げています。だからこそ、神さまの大能の力によって強められ、いつも神さまから力を注いでいただく必要があるのです。

2 戦いに武具を身に着けなさい
 私たちの格闘は血肉によるのではなく・・暗闇の世界の支配者たちとの戦いであると記されています(12節)。これは、私たちに与えられた信仰を奪い去ろうとする力との戦いなのです。ですから、そのために「神のすべての武具を身に着けなさい」(11節)と言われているのです。この武具とは、「真理の帯」「正義の胸当て」「平和の福音の備え」「信仰の大盾」「救いの兜(かぶと)」「神のことばである剣」(14~17節)です。では、これらの武具はいったいどのように備えられていくのでしょうか。実は、私たちが主イエスを信じ受け入れた時、これらの武具一式が信じる一人一人にすでに備えられているのです。ですから、その武具を生かすには日ごろの訓練が大切です。パウロは、そのために「絶えず目を覚ましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くし、また祈りなさい」(18節)と勧めています。また、パウロ自身が「大胆に福音を語ることができるように祈って欲しい」(19節)とも要請しています。主イエスの与えてくださった救いを確信し、祈り、御言葉の約束を蓄えて生きることは、信仰の戦いの武具を磨くことに通じるのです。

勧め
 神さまから頂いた霊的祝福を信仰をもって受け止め、神さまを大胆にあかししていく者となりましょう。 

3 私たちを強くするもの (エペソ6:13~17)
 ある人たちは、「サタンとか悪魔とかは、その存在を信じている人には存在するけれど、存在しないと思う人にはいない」と考えています。しかし、聖書はそうは教えていません。このように書かれています。「身を慎み、目を覚ましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、吠え猛る獅子のように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています。」(Ⅰペテロ5:8)。この世界には、私たちを「訴え」、いつしか私たちを「絶望の淵」に追い込もうとして働きかけている存在(敵)がいるのだと聖書は教えています。
 この敵は、私たちに与えられた聖書の約束から引き離そうとします。私たちに与えられている喜び、愛、平安を奪い、その代わりに不安、恐れ、失望を置いていくのです。
 しかし、その敵から勝利することのできる道があると聖書は教えています。それは、今日の聖書の箇所にあるように、神さまの武具を身に着けて生きていくことです。まずは、聖書の約束を自分のものとして受け取ることから始めるのです。聖書は、素晴らしい約束で満ちています。恐れずに、しっかりと御言葉を受け入れながら歩んで行きましょう。

「神が私たちの見方であるなら、だれが私たちに敵対できるでしょう。」(ローマ8:31)。

「世に勝つ者は誰でしょう。イエスを神の御子と信じる者ではありませんか」(Ⅰヨハネ5:5)

参考 悪魔・悪霊

関連記事

PAGE TOP